僕が大学生のころ、京都の酒処、伏見にある酒粕ラーメンのお店、玄屋によく通っていた。僕は京都市の北の方に住んでいたので、車で行ってもだいたい一時間半はかかるのだが、それでも酒粕ラーメン食べたさに足繁く通っていた。居を東京に変え、実家からも京都の中心地からも遠い伏見のラーメン屋には足が向かなくなったが、それでも近くを通るたびに酒粕ラーメンへの気持ちは忘れず事あるごとに思い出していた。

そんな玄屋さんが2021年5月末で閉店となったらしい。1985年創業とのことなので、実に35年も営業されていたようだ。人気店だっただけに、後継者に恵まれず閉店したのかなと想像を働かせる。最後に食べたのはもう10年以上前の話。最後に食べたかったと後悔。

だが先日、銀座にて銀座 風見の酒粕濃厚そばを食べた。玄屋の酒粕ラーメンを超える味は無いだろうと思いつつ、スープを一口すするとまあ美味い。濃厚を謳うだけあり、酒粕がしっかり効いている。具材として乗っている厚揚げも玄屋を彷彿とさせるし、中太麺はこのスープにぴったりと合っている。

もし玄屋ロスを患っている京都の同志がおられましたら、出張の折などにぜひ銀座 風見に足を運んでみてください。玄屋に勝っているかどうかは分かりませんが、少なくともがっかりするような味では無いと断言できます。ちょっと高いですけどね。

銀座風見