ズワイガニとタラバガニの違いは?味や大きさの違いなどを元魚屋が教えます

 

市場で出回るカニの二大巨頭がズワイガニとタラバガニ。この2種類のカニ、何が違うのでしょうか?

基本的には種類が違うので、大きさも味も異なります。

 

味で大きく違うと言うと・・・

  • 繊細な甘みのズワイガニ
  • 旨味のタラバガニ

 

この記事ではさらに詳しくズワイガニとタラバガニの違いを解説していきます。

 

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この記事を書いているのは・・・

魚屋のネットショップを2003年から16年間運営していた店長の本田和也です。親父が魚屋だったので、幼少期から半ば強制でカニを食べつくしてきました。美味しいカニの見分け方、カニの美味しい食べ方は熟知しています。カニ通販は10社以上、20回以上利用しています。

 

ズワイガニとタラバガニの味と食感の違い

まずはやっぱりここから。

ズワイガニとタラバガニの味と食感の違いについて

同じカニと呼ばれるからには似たような味ではあるけども、明確に味の違いがあります。

言葉で説明するのは難しいですが、あえて解説したいと思います。

ズワイガニ:繊細な甘さとふわふわの身

まずはズワイガニから。カニの女王とも呼ばれるズワイガニ。

ズワイガニがふわふわの身質で繊細な甘さが特徴です。

口の中に入れると、ふわぁ~っと、とろけるような食感。旨味と甘みが口に広がります。

ズワイガニのふわふわの身を最大限引き出すには、カニ鍋かカニしゃぶがオススメ。

タラバガニ:旨味と食べ応え

一方のタラバガニは、こちらも旨味たっぷり。

大きさとしっかりした身質から、食べごたえはタラバガニ

タラバガニは大きいので、こんな身が取れます。

これ、口の中に頬張って食べたら、それはもう至福の時間です。

しっかりした身質なので「カニ食ってる」感がすごいです。

ズワイガニとタラバガニ、どっちが美味しい?

どっちが美味いか?って聞かれたら、どっちも美味しいって答えになっちゃいます。

焼肉か焼き鳥、どっちが美味しい?って聞かれても困るのと同じかも。

 

ただあえて言うなら・・・

  • カニ鍋ならズワイガニ
  • ボイルガニならタラバガニ

と答えますね。

 

ズワイガニは温めるとその甘味が引き立ちます。なのでカニ鍋やカニしゃぶがオススメ。

タラバガニはサイズが大きいので、そもそも鍋には向かない。そしてボイルガニが美味しい。

 

というわけで、どっちが美味しいか?っていうよりも、どう食べるか?で決めるのがいいと思います。

 

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ズワイガニとタラバガニの大きさ、形状の違い

さて、ここではズワイガニとタラバガニの大きさや形状の違いを解説したいと思います。

  • 大きさの違い
  • 脚の本数の違い
  • 殻の表面の違い
  • 分類学的な違い

を順番に解説していきますね。

大きさの違い

まずズワイガニとタラバガニの大きさの違いですが、こちらから見ていただきましょう。

結構大きさが違うのが分かりますよね。

ズワイガニはいわゆる普通の大きさですが、タラバガニは大きいです。

 

さらには横からの写真。

脚の太さが全然違う!

写真で見るとさほど違いがないように見えますが、実はこのタラバガニは小さい方。

 

タラバガニで大きいものだと・・・

超特大8Lボイルたらばがに肩脚1肩(総重量約1.8kg)

こんな感じ。これ、実際に販売されています。

美味しいのもそうですが、見た目のインパクトがすごい!

 

ちなみにズワイガニは最大でも1.4kgぐらいなのに対し、タラバガニは10kg超えるものもいます。

そのくらいサイズが違います。

脚の本数の違い

 

足の本数の違いはこの図の通り。

ズワイガニは10本、タラバガニは8本です。
※ハサミ含む

カニは脚10本だと認識している人が、タラバガニを買って「脚が少ない!」とクレーム言ってくる人もたまにおられるとか。

 

とは言え、実際にはタラバガニも脚10本

ややこしくて申し訳ないのですが、タラバガニの小さな脚2本は退化していて・・・

こんな感じでお腹の中に隠れているんですね。

 

もっぱらエラの掃除などに使われるようです。当然、身はほとんど入ってません。

なのでタラバガニの見えてる部分の脚は、ハサミを含めて8本なんですね。

生物学的な違い

ズワイガニとタラバガニは実は生物学的には結構違います。

  • ズワイガニはカニ下目
  • タラバガニはヤドカリ下目

なのでタラバガニはズワイガニよりは、ヤドカリに近い仲間。

 

とは言え、どちらも大きく分けてエビ目なので、まあ仲間といえば仲間です。

殻の表面の違い

殻の表面はタラバガニが突起が多い反面、ズワイガニはほとんど突起がありません。

タラバガニを食べるときは、ちょっとトゲに注意です。

タラバガニは握ると痛いので、小さなお子様に触らせるときは注意してください。

おすすめの食べ方

さて、なんとなく違いが分かっていただけたと思いますが、結局はどう食べるかですね。

まず最初にざっくりと、どの料理にズワイガニとタラバガニ、どちらが合うか簡単に表にまとめました。

 

調理法ごと、ズワイガニとタラバガニどっちが合う?

ズワイガニ タラバガニ
カニ鍋・カニしゃぶ ◎ ◯
カニ味噌 ◎ ☓
ボイルガニ ◯ ◎
焼きガニ ◯ ◎
バターソテー ◎ ◯

 

以下に詳しく解説したいと思います。

カニ鍋ならズワイガニ

やはりカニ鍋ならズワイガニ!

甘みがあって、口の中でとろけるズワイガニの身は、こたえられません。

タラバガニはあまり鍋には入れません。

大きさもさることながら、鍋にしたらやっぱりズワイガニの方が美味しいからだと思います。

カニ味噌食べるならズワイガニ

カニ味噌もズワイガニ。

ズワイガニは身だけじゃなく、カニミソも美味しいです。

濃厚で、しかもたっぷり入っています。上の写真のようにカニの身といっしょに食べると美味しいです。

カニ味噌を食べるなら甲羅がついた姿ボイルで!

→ ずわいがに姿ボイル

ボイルガニならタラバガニ

ボイルガニならタラバガニがオススメ!

解凍したらそのまま食べられるので手軽なボイルガニ。

旨味が詰まった大きな身をほおばると、これ以上無く幸せです・・・

 

この大きさでこの価格!

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焼きガニもタラバガニ

焼きガニもタラバガニがオススメ。

生から焼いても良し、ボイルガニを温める程度に焼くのもよし。

炭火が理想ですが、焼き肉用コンロやホットプレートでもOK。

→ 希少!生のタラバガニ 肩脚

バターソテーならズワイガニ

隠れた名レシピ。ズワイガニのバターソテー。

ワインに合わせるなら断然こっち。

オリーブオイルで軽くソテーして、バターとからめて下さい。

 

バターソテーにするならむき身(ポーション)のカニが調理しやすいです。

もちろんタラバガニでもバターソテーは美味しいですが、タラバガニのむき身はなかなか売ってないのでズワイガニがいいですね。

→ ズワイガニのむき身

ズワイガニとタラバガニの値段の違い

ズワイガニとタラバガニ、値段も結構違います。

例えば、以下のような一般的な価格のカニの場合。

 

ズワイガニとタラバガニの姿ボイルの価格

ズワイガニ

タラバガニ

重さと杯数 5~6杯で3kg 1杯で2.5kg
一杯あたりの重さ 500~600g 2,500g
全体の価格 18,800円 24,800円
一杯あたりの価格 3,133~3,760円 24,800円
グラム単価 626円/100g 992円/100g

 

一杯の値段は当然、タラバガニの方が高いです。デカいから。

でも、100gあたりの値段でもタラバガニの方が高いです。

 

これはタラバガニの方が美味しいから?とか思っちゃうかもしれませんが、どちらかと言うとタラバガニの方が獲れる量が少ないのが理由だと思います。

 

ズワイガニとタラバガニの違いまとめ

ズワイガニとタラバガニの違いを解説してきました。

もう一度、大きな違いをおさらいしましょう

 

ズワイガニとタラバガニの違い

ズワイガニ タラバガニ
大きさ 普通のカニサイズ 大きい!
脚の本数 10本 8本
味の特徴 繊細な甘み 旨味
食感 ふわふわとろける しっかりしている
おすすめ料理 カニ鍋 ボイルガニ
別名 カニの女王 カニの王様

 

ちなみに別名について。

タラバガニはその大きさからカニの王様。英語でもKing Crab。

ズワイガニは繊細な味わい、美しい甲羅、気品ある佇まいでカニの女王と呼ばれています。

英語でズワイガニはSnow Crabです。雪の女王みたいなイメージかな?

 

そして調理法のオススメはこんな感じ。

 

調理法ごと、ズワイガニとタラバガニどっちが合う?

ズワイガニ タラバガニ
カニ鍋・カニしゃぶ ◎ ◯
カニ味噌 ◎ ☓
ボイルガニ ◯ ◎
焼きガニ ◯ ◎
バターソテー ◎ ◯

 

ズワイガニとタラバガニ、違いはあるにせよどちらも美味しいことには違いありません。

あなたはどっちのカニを選びますか?

もしくは・・・両方いっちゃう?

 

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