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カニの足は8本か10本
カニと言えば、足8本のハサミ2本の計10本が基本のような気がするけど、実はカニの種類によって異なります。タラバガニは8本、ズワイガニ、毛ガニは10本となります。なんでカニによって足の本数が違うのか、他のカニは何本なのか、イラストなどを利用して詳しく解説しますね。
この記事を書いているのは・・・
本田鮮魚店という魚屋のネットショップを黎明期の2003年から16年間運営していた店長の本田和也です。親父が魚屋だったので、小さい頃からカニを食べ、カニの美味しい食べ方は熟知しています。詳しいプロフィールはこちら。
タラバガニとズワイガニの足の本数
上の画像の通り、カニの足は8本or10本です。
代表的なところで言うと
タラバガニは8本
ズワイガニは10本
※ハサミを含む
(タラバガニの足は計8本。なのでそのことを知らない人が「足の本数が少ない!」とクレームを入れることが、たまにあるみたい)
なぜ本数が違うのかと言うと、ズワイガニは普通にカニ、タラバガニはどちらかと言うとヤドカリに近いんですね。
とはいえ大まかには「エビ目」で同じ仲間なので、形や味も似ています。
10本足のカニの仲間
先程も書きましたが、いわゆる普通のカニは足は10本です。例を出してみると・・・
ズワイガニ。最もポピュラーなカニですが、足が10本です。
毛ガニ。北海道の代表するカニですが、こちらもカニの仲間で足10本。
ワタリガニ。これもカニの仲間で足10本。一番下の足は遊泳脚と言って泳ぐためにヒレみたいになっています。
サワガニも足10本。カラッと唐揚げにすると美味しいです。
足8本のカニの仲間
こちらも先程も書きましたが、ヤドカリに近い種のカニは足が8本しかありません。
タラバガニの足は8本。でも一本一本がデカイ!
花咲ガニも実はヤドカリの仲間。トゲトゲが特徴的です。こちらも足8本です。
ヤシガニ。沖縄などで食べられていて、結構美味しいらしいけど史上には出回らないです。こちらも足8本です。
実はタラバガニは足10本?
さて、さんざんタラバガニなどヤドカリの仲間は足8本と書いてきましたが、実は、本当のことを言うと、足は10本なんです。
赤丸の中の小さい足みたいなのがもう一対の足。普段は甲羅の中に隠れてて、エラとかを掃除するのに使ってるそうです。他のヤドカリの仲間、花咲ガニやヤシガニにもこの足があるそうです。
ズワイガニとタラバガニの足の太さ
足の本数は違うけど、美味しさはどっちも引けを取りません。
ズワイガニの足はこのサイズ。一口でパクリといけます。味はタラバガニと比べると繊細で、美味しい味わいが強いのがズワイガニ。
一方タラバガニはこのサイズ。とにかくデカイ!食べごたえは十分で、味わいは野趣といったところで、直接的な旨味があります。美味しさは甲乙つけがたいです。
タラバガニは足の本数が少ないけどデカイ!!
番外編:カニの足は再生する
こちらはよもやま話ですが、カニの足は切れても再生します。敵(タコやオオカミウオなど)に襲われたら、自分で足を切って逃げちゃうんですね。トカゲみたい。この習性は自切と呼ばれています。ちなみに生きたままのカニを茹でると体の危機を感じて、全部の足を自切しちゃうので、カニは一旦真水に漬けて殺してから茹でます。
カニの足が再生する習性を活かした漁がフロリダで行われています。
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このストーンクラブは、なぜかお店に行ってもハサミしか出てきません。なぜかと言うとストーンクラブを獲ったらハサミだけ取って海に返しちゃう。
しばらくしたらカニはハサミが生えて来ますので、無事生きながらえるということです。資源を保ちつつ、漁をするわけですね。
まとめ
以上をまとめますと
- 普通のカニは足10本
- 普通のカニはズワイガニ、毛ガニ、ワタリガニなど
- ヤドカリの仲間は足8本
- ヤドカリの仲間はタラバガニ、花咲ガニなど
- タラバガニの足は太くてデカい!
となります。参考になれば幸いです。
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