北海道からお取り寄せのカニ通販は必ずしも北海道産のカニではない件

なんとなくだけど、どんな食べものでも「北海道産」と書くと美味しそうに聞こえるのは僕だけでしょうか?北海道産じゃがいも、北海道産とうもろこし、北海道産シャケ、札幌ラーメン、旭川ラーメン、そしてもちろん北海道産カニ。北海道って付けるだけでなんとなく美味しそうに聞こえるだけじゃなく、値段も高く売れるような感じがしますよね。

北海道のカニは北海道産ではないことが多い

北海道のカニ通販の会社の多くが、実は北海道産のカニだけを扱っているわけではありません。例えば最北の海鮮市場さんの本ズワイガニ姿800g前後の場合・・・

と、産地が「ロシア産・北海道産」となっています。つまり100%北海道産ではありません。

さらにらっしゃいかに市場幻の極上カット済み生ズワイガニの場合・・・

北海道産すら入ってねー(笑)

だけど・・・

海外産だからと言って美味しくないわけではない

そうなんです。いろんな食材で産地偽装とかありますが、カニに関しては産地で特に美味しい不味いってのはありません。ここではロシア産を始め海外産のカニでも、北海道産のカニじゃなくても不味いワケじゃない理由をお伝えします。

海外産のカニも美味しい理由1:ロシア産≒北海道産

例えば北海道産の場合、同じような海域でも、ロシアの経済水域で穫ればロシア産だし、日本の経済水域で穫れば北海道産になります。

北海道産とロシア産の違いの図:その1

言うまでも無いですが、北海道とロシアはお隣同士。なのでほぼ同じ海域でも、ちょっとずれただけでロシアになっちゃいます。

また、全く同じ海域で獲れたとしても、ロシア産と北海道産で違うことがあります。実は同じように日本の経済海域で穫れて、北海道で水揚げされたとしても漁船の船籍がどこか?によって産地が変わってくるんです。

北海道産とロシア産の違いの図:その2

日本船籍の漁船で獲った海産物は、産地は水揚げされた港 or 獲れた海域 どちらかが産地になります。ですが海外船籍が獲った海産物は輸入扱いになるので船籍の国が産地になります。つまり・・・

日本の近海で穫れて、釧路港に水揚げしても、ロシア船で獲れたカニはロシア産のカニ

ということになります。なので北海道産もロシア産もあんまり変わらないんですよね。

海外産のカニも美味しい理由2:冷凍技術の普及

一昔前は海外産のカニは不味いカニの代名詞でした。特にロシア産のカニの味はひどかった。でも今はロシア産のカニの味も上がっていますが、それは冷凍技術の普及が大きく寄与しています。

今、日本に輸入されている海外産のカニの多くは、日本の冷凍技術で冷凍したカニです

海外のカニを輸入する業者が現地まで赴き、日本で開発した最新の冷凍技術で冷凍されたものを輸入してきます。

なので昔みたいにロシア産だからってスカスカのカニは少なくなってきています。もちろんラトビアやアラスカなどロシア以外の産地のカニについても、同じように日本の冷凍技術が普及していますので、不味いカニは少ないです。

というわけで、北海道のカニ業者は海外産のカニを扱ってる場合も多いですが、だからと言って不味いワケではないってことです。もちろん業者によってカニの品質の差はあるでしょうけどね。

主な北海道のかに通販
かにまみれ
北海道網走水産

浜海道

北釧水産

北国からの贈り物

北海道地場の味

かに通販専門マルゲン本店

最北の海鮮市場saihok

らっしゃいかに市場

北海道海鮮工房

魚屋がこっそりリピートしているカニ通販

かに本舗
12年連続でネットショップ大賞1位のカニ通販ショップ。正直、冷凍のカニがここまで美味しいとは驚きました。元魚屋の僕がこっそり通販で何度も買っています。両親やお世話になった人への贈り物にも使っています。

 


 

答えはこちら

関連記事