※ 写真は春は築地で朝ごはんさんから

美味しんぼ第9巻の4話に収録されている「黒い刺し身」という話ですが、簡単に言うと幼いころに家族と離れ離れになった中国残留孤児が帰ってきて、親戚を探す話。彼はほとんど幼いころの記憶が無いけど、たった一つだけ覚えているのが、家族で「黒い刺し身を食べた」ということだけ。

黒っぽくて、とろりとして、こくのある魚

ということで、いろいろ探してカワハギの肝であることを突き止める。それがキッカケでお姉さんに再開し、ハッピーエンドって話です。

カワハギの肝は、冒頭の写真がそうなんだけど「黒く無いやん!!」って言うのはあの時、テレビにかじりついていた僕を含める当時の純朴な少年少女、そして大人たちも思ったことでしょう。ただ幼いころの記憶だし、色ってのは人によってずいぶん認識が異なるらしいので、まあそれは置いといて・・・

カワハギの肝、超うめーーー!

いや、マジで美味いです。刺し身を肝で食べる魚って結構あるけど、あのくらい大きな肝を持っている魚もマレなんじゃないかな。肝はそのままお刺身にして食べるか、醤油に肝を溶いて、肝醤油にして身をたべるかどっちかだけど、肝醤油にすると肝独特の濃厚な味わいが堪能できないばかりか、肝が脇役に追いやられるような気がするので、僕は肝をそのまま食べるのが好きです。

その旨さはあん肝と並び、海のフォアグラと称されますが、生で食べられるカワハギの勝ちだと、僕は思っています。

小学校5年生ぐらいのとき、近所に魚屋さんがあり、そこで泳いでる活けカワハギが2,500円で売ってた。それをよく、母親が買ってきて、刺し身にして食卓に並んでた。その当時、バブル絶頂期で母親にもお金があったんでしょうね。しかも食べ物にはあまりお金を惜しまない「ボロは着てても胃袋は錦」みたいな家庭だったので、それも影響してるんでしょう。父が魚屋なのに、なぜその魚屋で母が買い物していたのかは不明だが・・・

とにかく僕の中ではカワハギは、思い出の味でもありまして、特に肝は大好きなんですよね。


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